ルノーのEMS(回生ブレーキシステム)の検証してみました!!

ルノーをお乗りの方々から多くの質問を受け、又購入いただいている弊社リチウムバッテリーEV-1260。販売前に緑整備センター様の、メガーヌRS3 phase3に搭載もして、サーキット走行も行っています。緑整備さん協力の元、電圧をロガーで計測しています。(データー参照下さい)アイドリング時で13.8Vで回生が作動すると、14.8Vぐらいまで上昇しますが、その高い電圧は一瞬のものであり、アクセルを少しでも踏んでいると電圧は平均13.8Vという内容です。

 

そんな折、EV-1260を購入いただいた、メガーヌ エステート GT220をお乗りになるO様からご連絡を頂くことになります。

「実は、先日(東京でも11月に初雪となった次の日)にエンジンを始動しようとするも、クランキングできずに、リチウム電池の不活性解除の為、ライト点灯等の儀式を行いましたが、完全にシャットダウン、ジャンプスタートさせました。なぜ電圧が降下したのでしょうか?」

聞くと社外セキュリティーも付けていないし、他に電気を使用するものも付いていない!?この現象は、EV-1260が過放電保護の為に備わっている機能の一つの「カットオフプロテクション 自動過放電保護スイッチ」が作動していると推測されます。

何故?カットオフ機能が作動したのか?そこまで放電が進んだ原因は?

しかし、O様からは「本当にEV-1260はジャンプスタート出来るんですね!!」と前向きなご意見を頂きました。

 

ルノーユーザー様からのお問い合わせは、本当に多いです。ルノーユーザー様も回生ブレーキを装着させたphase2以降のお客様は、リチウムバッテリーの過充電を気になっている様子。

そこで、曖昧にできない気持ちを抑えることが出来ず、GT220をお乗りのO様の協力を得て、検証することになりました。

バッテリーに電圧計を装着し、車内まで引いての計測です。

一体、どのような電圧を示すのか、何が起因でカットオフプロテクションが機能したのか検証します。これが、ルノーをお乗りで、バッテリー重量を下げたく思考されている方の呪縛でもある、リチウムバッテリーの過充電の解決に繋げれれば!!さぁー検証開始です。

緑整備さんRS3 phase3電圧ロガーデーター

緑整備さんから頂いた、ルノー メガーヌ3RS phase3の電圧測定の結果と、明らかに大きな電圧差がありました。

これは、まだ個人的な意見ではありますが、phase2とphase3とでは、オルタネーターからの発生電圧を意図的に変えたと推測します。ルノーは、phase2から回生ブレーキを搭載されていますが、その改善点を踏まえて、phase3に搭載したのではないかと思っています。鉛バッテリーですら負担があり、内部抵抗が増えて早期にコンディションが悪くなると予想されます。

(オルタネーター不良という事も、考えられますが....その可能性は低いのかと思います。)

 

では、この搭載されているオルタネーターが、何時になったら仕事をするのか?という疑問を持ち、私の知り合いのフランス車専門の修理屋さんに話を聞いたところ、情報を頂きました。

このオルタネーターは、バッテリー容量が70%になったらオルタネーターが働き出すということでした。これは鉛バッテリーが基準のお話です。鉛バッテリーで容量が70%という事は、目安ですが電圧が12.3V程になった時です。この作動を電圧で管理しているとすると、定格容量の違うリチウムバッテリーですと12.3Vという電圧は、約75%の深電進み、残り25%になり、そこでオルタネーターが作動するという事になります。

 

上記を踏まえ、何故バッテリーが過放電を起こしたか?を検証しますと下記のようになります。

オルタネーターが作動する前に、エンジン停止し、リチウムバッテリーの残容量が少なくなっていた。そのうえリチウムバッテリーの不活性解除の儀式(ヘッドライト点灯等)を行い、よりバッテリー容量が少なくなり、過放電保護の為、カットオフプロテクションが作動した。

このように推測されます。もし、EV-1260が搭載している、過放電保護機能がなければ、バッテリーが損傷を受けていたかもしれません。

 

当人O様に確認すると、毎日のように運転されていて、リチウムバッテリーの電源消失は、この1回のみだそうです。またアイドリングストップを作動させても、鉛バッテリー時と同様に違和感なく作動しますとの事です。

 

しかし、phase2の車両がこの充電電圧だとして、リチウムバッテリーの使用を考えますと.....

 

●絶対に過放電保護機能の付いているリチウムバッテリーを選択する。また、後付けでもこの機能を付けれるリチウムバッテリーを選ぶ。

●充電ができる環境化にあるならば、メンテナー充電をリチウム専用充電器で行う。

●アイドリングストップ機能は使用しない。

●走行時に回生機能を意図的に使い、バッテリーに充電させる。

●ジャンプスターターを常備する。(念の為)

 

ルノーの回生ブレーキシステムを搭載している車両に、リチウムバッテリーを搭載する際の一番の問題点は、過充電ではなく過放電です。

 

また、新しい情報を入手しましたら、お知らせいたします。

 

 


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