リチウムバッテリー容量表記と実測値

リチウムバッテリーに限らずバッテリーを購入される際、容量は重要な選択肢になってくると思います。

特にリチウムバッテリーは、気温や放電電流値によって取り出せる容量に違いがでてきてしまうものです。

次の表は、弊社ディープサイクルバッテリーとスターターバッテリーを1年間使用したバッテリーの容量を測定した表です。


ディープサイクルバッテリーSE-12750(左)、スターターバッテリーEV-1260(右)表です。

1年経過しても実測値の方が容量表記を上まっています。

これは弊社のバッテリーだけではありません。その他メーカーのバッテリーも、実測値が容量表記を下回らないように考慮し、電池を選択します。また、電池を組み合わせる事による実用量の低下を考慮し、電池の容量を増やします。

 

これは、バッテリー容量が使用する機器の選択に重要な要素を含んでいるからです。

リチウムバッテリーは鉛バッテリーような大きな電流値を充電・放電するには向いていません。

例えば30Aの電流値をある程度の時間流し続けるような機器にリチウムバッテリーの使用を考えたとき、リチウムバッテリーの場合は流し続ける時間にもよりますが、30Ahの容量のリチウムバッテリーを使用するのが得策です。

 

このように容量は目安として重要となります。

 

 

しかし、この表のように実測値の容量が表記より下回ってしまっているバッテリーがあることも事実です。

このバッテリー使用され、月日が経過しているバッテリーであるならば分かります。

しかし新品です。購入しすぐに実測値を測定した結果です。

新品で既に1200mAh程容量が減ってしまっているのでしょうか?

 

バッテリーを開いて調べてみました。

3.7V/3200mAhの電池が直列で4つ=14.8V/3200mAh

14.8V/3200mAhの組電池を3つ並列=14.8V/9600mAh

このような組電池でした。

この組電池で100%電気を引き出せたとしても、9600mAhの容量しかないのです。

 

モバイルバッテリーでの容量表記が問題になっていた事もありました。

容量表記が正しいバッテリー選択肢の一つなるようにしなければいけません。