バッテリー修理 ~充電の重要性~

電池のアンバランスが引き起こす性能低下

このバッテリーは弊社のEV-12225というバッテリーです。

クランキング用として主に販売しております12V75Ahのバッテリーです。

弊社のお取引様から調子が悪くなったから、確認してほしいとご依頼があったバッテリーです。

 

 

 

依頼のあったバッテリーの具合を確かめるために、容量測定器にかけて調べてみました。

 

すると75Ahのバッテリーの容量が、23Ahほどまで低下しています。

この原因には、電池の故障による電圧低下、もしくは充電が正しく行われていないための充電不良によるものが考えられます。

もちろん電池が故障していた場合も、充電不良が伴って起きる事が少なくはありません。

 

リチウムバッテリーは、ある程度の容量のバッテリーであれば、構成されている電池は、直列・並列を重ねて、電圧と容量を稼ぎます。

その電池の性能を引き出すためには、その個々の電池の容量を最大限に引き出すことで、ユニットとなったバッテリーの性能を最大限に引き出すことになるのです。

 

弊社では、バッテリーの種類によっても充電電圧が変わる為、専用充電器のご使用をお願いしております。

また、ご使用後の充電も必ず行い、最後の充電器表示の「END」点灯時まで充電することをお願いしています。

この充電という作業がリチウムバッテリーではとても重要です。

 

鉛バッテリーも充電は重要ではありますが、リチウムバッテリーと比較するとその作りは単純です。

この充電という作業が、よりリチウムバッテリーには重要となってきます。


アンバランス電池の詳細確認

アンバランス調整後

 

 

測定器で測定して確認した、電圧低下の電池は、その後の容量測定で壊れていない電池という事が判明しました。

もう一度ユニットとして組み込み、バッテリーユニットとして、充電して放電させたデーターが左図となります。

 

23Ahほどしか容量の測定ができなかった前回とは違い、75.3Ahまでの容量が測定できました。

これは、電池が正常だった事から、充電の不備による電池の電圧アンバランスから、電圧の低い電池をBMSが感知して、バッテリーを止めていたことが分かります。

 

このように、一つ一つの電池で構成されているリチウムバッテリーは、その特性も大きく鉛バッテリーとは異なります。

 

専用の充電器でバランス充電を行い、最後まで充電を行うことも重要となってきます。

鉛バッテリーと比べると、手間のかかるバッテリーであると言えます。

 

ボートのお客様でよく使用されている、オンボードチャージャー等は、一つの充電器で何バンクも一緒に充電できる便利な充電器ですが、リチウムバッテリーには向きません。それは最後まで安定した電圧・電流で充電できない可能性が大きいからです。

 

リチウムバッテリーをご使用の方は、メーカーを問わず、充電の重要性を認識頂きご使用ください。

 

 

 

 



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